街コン365日ブログ

2020年11月04日

マッチングアプリのプロフィール「結婚に対する意思」を考える

恋活・婚活アプリに代表されるマッチングアプリでは、プロフィールの項目の中に「結婚に対する意思」という項目があることがほとんどです。この項目に対する男性・女性の考え方の違いや、年齢層による考え方の違いなどについて考えていきたいと思います。

「結婚に対する意思」とは?

手元にある恋活アプリでは、この項目の選択肢として、

  • 未設定
  • すぐにでもしたい
  • 2〜3年のうちにしたい
  • 良い人がいればしたい
  • 今のところ考えていない
  • 分からない

があります。このアプリの場合は、「分からない」という選択肢がありますが、これがなく、4つの選択肢のみの恋活・婚活アプリも多いと思います。

この項目では、自身がいつくらいのタイミングで結婚したいと考えているかの意思表示になる項目です。あまり積極的に結婚を考えていない人ほど下の選択肢になり、積極的に考えている人ほど上の選択肢になります。マッチングする相手を考える時も、結婚を早くにしたいと思っている人は上の方の選択肢の方を優先的にみていくことになるでしょう。

この項目に対する各年代・性別ごとの考え

男性の考え

男性の場合は、「すぐにでもしたい」に設定している人はほとんどいないのではないでしょうか。恐らく、結婚相談所でも活動しているような男性の一部が恋活・婚活アプリを並行して行う場合に「すぐにでもしたい」に設定しているものと思われます(もちろん、他にも多少は存在すると思いますが)。

では、世の中の男性の多くは「すぐにでもしたい」と思っていない、ということでしょうか。

実際にはそのようなことはなく、本当は「すぐにでもしたい」けれど、「2〜3年のうちにしたい」「良い人がいればしたい」に設定している人も多いと思います。その理由としては、

  • 男性の考える「すぐ」とは具体的にどのくらいなのか分からない
  • 良い人がいればすぐにでも結婚したいが、そうでなければ考える、という人が多い
  • 「すぐにでもしたい」同志がマッチングしても、やはりある程度は「良い人」でないと結婚に踏み切れないため、予防線を張っている

などが考えられます。年齢にもよりますが、「2〜3年のうちにしたい」と設定している人の場合でも1年間以上付き合ってからでないと結婚に踏み切れない、と考えている人は少ないのが実情です。20代後半以降であれば、出会ってから1年程度で結婚するカップルも多くいます。

そのため、できれば早く結婚したい、と思っている女性の方が、マッチングアプリなどで気になったお相手の方のプロフィールで「2〜3年のうちにしたい」「良い人がいればしたい」に設定していたことを理由にやりとりを終わらせる必要はないかと思います。

女性の考え

結婚のタイミングについては、女性の方がよりシビアに考えているものと思われます。婚活市場では、歳を重ねる度に相対的に弱者になっていくこと、そして子どもが欲しい女性からすると、年齢がそのタイムリミットに直結していることが理由として挙げられます。

そのような状態で「すぐにでもしたい」ではなく「2〜3年のうちにしたい」を選ぶとどのような結末になるかはある程度見えてきます。

例えば、27歳の人が30歳までには結婚したい、と考えて「2〜3年のうちにしたい」を選ぶとどうなるかです。もちろん、すぐにマッチング・交際を行い、無事に2〜3年のお付き合いを経て結婚になれば当初の目的を達成することができます。しかしながら、マッチングと交際開始までに時間がかかり、ここまでに半年使ってしまい、そしてさらに1年ほどの付き合った結果、結婚ではなく別れるという結論になることも十分にあります。すると、既に28〜29歳になってしまっており、この時には当初想定していた30歳まであと1〜2年しかない状態になります。これをさらにもう一度繰り返して仕舞えば、30歳までの結婚は難しくなってしまうでしょう。

もちろん、まだ結婚を意識しないような20代前半の女性の方からすれば、「すぐにでもしたい」は少数派であり、「2〜3年のうちにしたい」を選ぶ人が多いでしょう。しかしながら、27歳頃を境にこの考えが変わっていくのでしょう。

男女の考えの違いはなぜ生まれるのか、どう解決するか

上で説明したように、男女で考え方の違いが生まれています。この違いの1番の要因は恐らく、

男性は「結婚に対する意思」に対して、どのくらいのお付き合い期間を経て結婚するか?を想定して回答している。
女性は「結婚に対する意思」に対して、○○歳までに結婚したいか?を意識して回答している。

でしょう。

要因が上記であることさえ分かって仕舞えば、解決方法は単純です。

まず、自身のプロフィールには、自身の思いのままに書くのが良いでしょう。この項目は、特に女性の方は検索時の絞り込み条件として利用する人も多いと思いますが、すぐにでも結婚したい人であっても、プロフィールを検索するときは、「すぐにでもしたい」「2〜3年のうちにしたい」の2つくらいは検索条件に設定するため、ちゃんとヒットするはずです。

次に、自身の「結婚に対する意思」を上記のどちらを意識して選択したのかがわかるような文章を自己紹介の中に捕捉説明として入れるようにしましょう。例えば、男性としては

結婚に対する意思の項目は、「2〜3年のうちにしたい」を選択いたしましたが、実際には半年〜1年くらいの交際期間を経て結婚に繋げていければと思っています。

のような文章を入れておくイメージです。

そして、マッチング時です。マッチング時には男女では「結婚に対する意思」の項目の回答には上記のような認識のズレが発生している可能性がある、と思って回答するようにしましょう。

まとめ

今回は、マッチングアプリのプロフィール項目の1つである「結婚に対する意思」について見ていきました。

特に男性については、「いつまでに結婚したい」または「いつまでは結婚したくない」ということを明確に決めているケースはほとんどないでしょう。そのため、男性がこの項目をどのように選択していても、最初の時点で気にしないのがベストです。

一方で、女性のプロフィールについても「すぐにでもしたい」となっているからといって、1〜2ヶ月で結婚を迫られるケースは少ないので安心してやりとりするのが良いでしょう。もしかしたら、付き合って1ヶ月も経ったら立場が逆転して男性側が結婚を熱望しているかもしれません。

関連記事