2019年01月16日
マッチングアプリ「Omiai」の利用する女性ユーザー層を徹底分析

「Omiai」は多くのユーザーに使われているマッチングアプリの1つです。「Omiai」を使っていないユーザーとしては「Omiaiはどんな女性が使っているの?」というのが気になると思います。
そこで、今回実際に「Omiai」を利用しているユーザーをとにかく検索して作成したリストを元に、「Omiai」の女性ユーザー層を探っていきたいと思います。
データの抽出方法
データの抽出は、2019年1月に実施しました。全てのユーザーを抽出することはできないので、「出来るだけアクティブなユーザーのデータを作成する」ことを目的に、「登録日が1週間以内である」ようなユーザーを抽出することにしました。
抽出条件を決めたら、「Omiai」のUIからその検索条件で検索し、ひたすら表示されるプロフィールを確認していくのみです。結果、約8,000件のプロフィールを抽出することができたため、この約8,000件のユーザーを対象に分析を行っていきます。
様々な軸でユーザー層を分析してみた1

年齢層
年齢層別の場合、25〜29歳の層が全体の約半分 を占めています。そして、次に20〜24歳の層が全体の約25%を占めるという結果になりました。18〜19歳といった若年層の利用は少なく、それよりも30歳以上の層の方が厚くなっています。
職業
職業別では、「会社員」が安定の1位です。とはいえ、この職業の分類はMECEにはなっていない(職業が「受付」や「IT関連」になっている人の多くも「会社員」であるので)ため、当然の結果です。その後に「サービス業」「看護師」「保育士」「学生」と続いています。「看護師」「保育士」などの異性との出会いが少なそうな職業が上位にきている点が想定通りと言えます。
収入別
収入別では女性の場合は、75%くらいの人は、収入を未設定という結果となりました。年代としては20代の人が多いので、収入を設定している人の中で最も多いのは、300〜500万円というレンジ帯のようです。
会うまでの希望
「会うまでの希望」が**「マッチングしたらできるだけ早くまずお会いしてみたい」に設定している人はごく僅か**のようです。大半の人は、「未設定」または「しっかりとメール交換を重ねてお相手と会いたい」に設定しているようです。
様々な軸でユーザー層を分析してみた2

設定している写真の枚数
これについては、データの取得方法に依存してしまっているかもしれません。今回のデータは、Omiaiに会員登録後1週間以内のユーザーに絞って取得しています。そのため、会員登録後まだ写真を登録していないユーザーが一定数存在することで、0枚が実態以上に増えて表示されているものと思われます。
受け取っているいいね数
受け取っているいいね数別のユーザー数を見ると、最もボリュームが多いのは、25〜49回のレンジのようです。また、全体の3割は100以上のいいねを受け取っている ようです。プロフィール画面に表示されているいいね数は累積の数値であり、このグラフの数値は1週間分以下程度のデータであることに注意しましょう。3割以上の女性が会員登録後1週間程度で100を超えるいいねを貰っているのは驚きですね。
自己紹介の文字数
多くの人の自己紹介の文字数は200文字以下のようです。Twitterの文字数制限が140文字なので、Twitterのツイートより少し多い程度の自己紹介しか書いていないようです。
学歴別
最も多いのは「大学卒」で、その後に「未設定」「短大/専門学校卒」「高校卒」と続くようです。「未設定」の人の多くは「大学在学中」かな、と予想することもできますが、概ね予想通りの分布のように思います。
様々な軸でユーザー層を分析してみた3

地域別ユーザー数
最も多いのは当然ながら東京都になります。その他の地域では「大阪府」「愛知県」「兵庫県」などの人口の多い都市部が台頭してきます。地方だとほとんど利用している人もいないだろうな、と思ったものの鳥取県や高知県といった地方でも一定数のユーザーがOmiaiアプリを利用しているようです。
出身地別ユーザー数
地域別ユーザー数と比較すると、東京都や大阪府、愛知県といった都市部の集中度合いが弱まっているように感じます。日本出身以外の人もそれなりにいるので、「代わりにこの地域が突出して多い」といった傾向は見られないようですが、海外出身でOmiaiアプリを利用している人が思ったより多い ことがわかりますね。
受け取っているいいね数の相関関係は?
年代、都道府県、収入、職業別
「年代」「都道府県」「収入」「職業」別の「受け取ったいいね数」の分布をみてみましょう。

「年代」については、20〜29歳の層は、30歳以上の層と比較して多くのいいねをもらっている ようです。また、「20〜24歳」と「25〜29歳」の分布で大きな差異が見受けられない一方で「30〜34歳」になると一気に分布が変わる点は興味深いですね。
重視する項目、会うまでの希望、写真数、プロフィール文字数
「重視する項目」「会うまでの希望」「登録している写真数」「プロフィール文字数」別の「受け取ったいいね数」の分布をみていきましょう。

「登録している写真数」は、いいねの数に大きな影響を及ぼすだろう、という予想でしたが、実際はそうではなく、0枚の人のいいね数が多くなる結果になりました。1枚以上でみていくと、1枚と2枚では少し分布に違いが見えるものの、2枚以上はどれも同様の分布になるようです。
「プロフィールの文字数」で見ると、0〜100文字の場合はいいね数が少し少なめになる一方で、100〜400文字についてはどれも大きな差異が見えず、500〜600文字あたりでまた1段階いいね数が増える結果となりました。
まとめ
今回は、Omiaiを使っているユーザーのユーザー層を徹底的に分析してみました。このような分析は、類似アプリと比較してこそ神威を発揮します。
今後、その他のマッチングアプリでも同様の調査を行い、比較していきたいと思います。
ここで紹介したようなユーザー層が利用しているマッチングアプリ「Omiai」を利用したい場合は以下から試してみてください。